フランス留学話 クラスコンサート




フランスに来て文化の違いに感心するのは日常茶飯事なのですが、言葉の意味に驚くこともまた多し。

「〇月〇日に"Audition"があるけど、何を弾く?」
突然こう聞かれて、
(何か私オーディション受ける予定だったっけ?)
と戸惑ったことがあるのはきっと私だけではないはず・・・・?

日本語でオーディションと言うと、何かの選抜的な意味合いが強いですが、
フランス語で「オーディション」と言うと、「門下発表会」とか「弾き合い会」「クラスコンサート」のような意味合いになります。
日本語のオーディションや試験に該当する言葉は「コンクール」です。

私が在籍しているパリ地方音楽院では、(先生にもよりますが)2~3か月に1回ぐらいのペースで門下内の"Audition"(クラスコンサート)があります。
定期的に目標を保てるので、良い勉強になっています◎




ちなみに他、音楽に関連する言葉で「へぇ」と思ったのは

全音符→Ronde ロンド(円・丸)
二分音符→Blanc ブラン(白)
四分音符→Noir ノワール(黒)

音符の見た目まんまやん。

八分音符はCroche クロッシュ(多分、「フック」とか「引っ掛ける」的な言葉が語源?)

全休符はPause ポーズ(休み)ですが、四分休符はSoupir スピール(ため息)です。
休みではなく、「息」なんですね。

2010年12月